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初心者カメラ講座

公開日:2015.03.03 更新日: 2017.06.11

焦点距離?単焦点レンズ?レンズの基本を超簡単に解説!

一眼レフカメラの一番の楽しみはレンズを交換できるということ。

脱初心者を目指して次のレンズを探してみようかなーと思ったときに障害になるのが、レンズの種類の多さです。

カメラ売り場にはいろんなレンズが並んでるけど、専門用語ばっかりで言葉の意味がわからない。レンズが換わると何が変わるの?

というわけで、今回はレンズの基本、基礎知識をわかりやすく解説します。

レンズの基本は焦点距離

まずはレンズの基礎知識。焦点距離という言葉から。早速レンズを見てみましょう。

lecture_lens_beginning_fixed

レンズの正面や側面に○○mmと書いてあるはずです。これが焦点距離です。今回は超簡単な解説なので、焦点距離の詳しい説明はしません。そういう言葉があるんだってわかってもらえば大丈夫!

この焦点距離によってレンズの種類は大きく3つに分けられます。

焦点距離の違いで見るレンズの種類

焦点距離が小さいものを広角レンズ、中ぐらいのものを標準レンズ、大きいものを望遠レンズと呼びます。名前からなんとなく違いが想像できますが、順番に見ていきましょう。

広角レンズ

IMG_0317

一般に焦点距離が35mm以下のものを広角レンズと呼び、広い範囲が写せます。

30mmぐらいが自分の視界に近く、スナップ写真にぴったりです。

広角の中でも20mm以下になると超広角と呼ばれ、かなり広い範囲が撮れるようになります。満天の星空や、目の前に広がる広大な景色を撮るには最適です。また広く写せるので室内で力を発揮するレンズでもあります。

標準レンズ

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50mmのものを標準レンズと呼びます。何でこれが標準なのかはよくわかりませんがとにかくこれが標準です。

カメラに詳しい人に聞くと、これ1本持ってとにかくいろいろ撮ってみろなんて言われます。とにかくこれが標準です。

望遠レンズ

IMG_1047

80mmぐらいから中望遠、135mmぐらいから望遠レンズと呼ばれます。遠くのものを大きく写すことができます。

望遠はいろいろと遊べます。カメラを始める前は、そんなに遠くは撮らないし別にいらないかなーと思ってました。ただ、月や鳥などを大きく写せるのはもちろんのこと、近くのものをあえて望遠で撮るというのも何かと面白いです。

ちょっとだけ注意点:35mm換算のお話

焦点距離の話と切っても切れないのが35mm換算という言葉。

カメラの中にはイメージセンサーという部品が入っているんですが、そのサイズによって写る範囲が変わってきます。エントリークラスのカメラの多くは『APS-C』という規格のセンサーが、ハイアマチュア機やプロ仕様になると『フルサイズ』という規格のセンサーが入っています。

フルサイズ機のイメージセンサーは35mmフィルムと同等の大きさ。それに対しAPS-C機のイメージセンサーは少し小さいので、APS-C機のほうが狭く写ります。写る範囲が狭いということは…そう、焦点距離が伸びる(※1)ということ。ニコンのAPS-C機は1.5倍、キヤノンのAPS-C機は1.6倍になります。

EXIF情報で表示している焦点距離はレンズの焦点距離です。EOS Kiss X7はキヤノンのAPS-C機なので35mm換算の焦点距離は1.6倍してください。例えば、標準レンズの作例は35mmのレンズで広角レンズになりそうですが、35mm換算では1.6倍で56mmになり、標準レンズとなります。

(※1)厳密には焦点距離は伸びません。そのため35mm"換算"と言われます。

参考:焦点距離と画角の関係。35mm換算とは結局何なのか。

構造の違いで見るレンズの種類

次は構造の違いによるレンズの区分です。レンズ構造の違いによって大きく2種類に分けられます。ズームレンズと単焦点レンズです。

ズームレンズ

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これはEOS Kiss X7のレンズキットに付いている標準ズームレンズです。このレンズには焦点距離が2つ書かれています。

もうおわかりですね。18mm~55mmの間で焦点距離を変えることができる。それがズームレンズの特徴です。このレンズの場合は、35mm換算だと29mm~88mmとなり、広角から中望遠をカバーすることができます。

18mm~200mmというズームレンズもあり、これだと広角から望遠までレンズを換えることなく1本で撮れてしまうので、非常に便利です。

単焦点レンズ

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こちらは私の愛用している単焦点レンズです。焦点距離が1つしか書かれていません。そう、単焦点レンズの特徴はズームが出来ないということなんです。

ズームが出来ないというと不便に感じると思いますが、単焦点レンズはそれを補って余りある魅力を持っています。

それはズームレンズに比べて構造が簡単なため、安価で軽く明るいレンズが作れるということ。ちょっと何言ってるかわからないかもしれませんが、単焦点レンズはレンズ沼の始まりです。かなり危険なレンズと言えるでしょう。

写真のパンケーキレンズは以前レビューを書きました。作例も載せているので、興味のある方はぜひご一読ください。

参考:「EF-S24mm F2.8 STM」を購入!Kiss X7と相性抜群の単焦点レンズレビュー

今回のまとめ

できるだけ専門用語を使わず、わかりやすくレンズの違いをまとめてみました。

広角レンズと望遠レンズのそれぞれの特性なんかも面白いです。パースがどうとか、圧縮効果がどうとか。あと、この他にもマクロレンズなんていう魅力的なレンズもあるんですよね。

今回は入門編ということで、ざっくりと紹介しましたが、機会を見てじっくりと深く書いてみたいと思います。

それではステキなカメラライフを。あめたま(@ametama_l2l)でした。

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