博多滞在中に半日ほど時間があったので、太宰府天満宮に行ってきました。
太宰府天満宮は学問の神様と呼ばれる菅原道真公を祀った神社です。博多駅から電車やバスで約40分と利便性が高く、年間700万人もの人が訪れるそうです。
見どころは豊かな自然。私が訪れた3月上旬であれば見事に咲き誇る梅。3月下旬からは桜、6月には菖蒲、11月には菊や紅葉と季節ごとにさまざまな植物を楽しむことができます。
今回は境内に6000本あるという梅をメインに撮影してきました。
太宰府天満宮の撮影スポット
太宰府天満宮に訪れたら見ておきたいスポットを写真を添えて順番にご紹介します。
太宰府天満宮入口
参道を歩き、太宰府天満宮の入口に到着。平日だというのに結構人がいます。鳥居だけでなく梅を撮ってる人も多いです。
私もここで梅を撮ってたんですが、はっきり言います。
梅を撮るのはまだ早い!この先にもっといいスポットがありますから!ここでは記念撮影をしたらどんどん先に進みましょう。
御神牛
鳥居をくぐると右手に案内所、正面に御神牛の銅像があります。
御神牛の頭をなでると知恵を授かるという謂れがあります。私もちょっとだけなでてきました。賢さが3ぐらい上がった気がします。
楼門
御神牛を超え、太鼓橋をいくつか超えると楼門が見えてきます。写真は太鼓橋側から撮影したものです。奥に見えるのが本殿ですね。
なぜ、わざわざ太鼓橋側からと書いたかというと、本殿側から見ると形状が異なります。これは全国的にも珍しいそうです。訪れた際はぜひ両側の違いも楽しんでください。
さて、楼門も見事ですが、楼門の手前にある手水舎の手水鉢。これもすごい。宝満山御影石を使った鉢で、なんと一枚岩から削りだしているそうです。
本殿
今から1000年以上前に建立された御本殿。数回の焼失があり、現在のご本殿は1591年に5年かけて再建されたものだそうです。
左右には紅白の梅が植えられています。
本殿に向かって左(写真手前)の梅は皇后の梅(きさいのうめ)。大正11年に大正皇后が葉山の御用邸より持参されて植えられたそうです。
右(写真奥)の白い梅は飛梅(とびうめ)。「東風吹かば~」は菅原道真公が京の都から離れるときに詠んだ有名な短歌です。簡単に訳すと「春になったら花を咲かせてその匂いを届けてね」というもの。大好きな梅に対して歌った短歌なんですが、この梅がなんと一夜にして京から太宰府まで飛んできた!という伝説があります。それが、この飛梅なんですって。
私が勝手におすすめする撮影スポット!
お待たせしました。ここからが本番です。ここまでは「太宰府天満宮を見る」ならば、押さえておきたいスポット。そしてここからが、私が一押しする撮影スポットになります。
何かが祀られた社
本殿に向かって右に外に出る勝手口のようなものがあります。そこから出て少し上った先にありました。
何かはわかりません。何かが祀られています。一つ一つ書かれていることが違うんです。でも絵になると思いません?
誰もいない森
誰もいません。冷たい空気が肌を刺します。きっとパワースポットです。
帰ってから調べたら、この奥に「誠の滝」というものがあるそうです。辿り着けませんでした。次行ったら写真に納めてきます!
夫婦樟
本殿の真裏にある大きなクス。たぶんこれが夫婦樟だと思います。違ったらごめんなさい。
写真ではこの迫力が伝わらないんですよね。左下に人が写っているので大きさ比較してください。うまく伝わる画が撮りたい!もっと勉強しなくては。
茶屋に囲まれた梅園
あいにく茶屋はすべてお休みでした。店休日なのか時間外なのかは不明です。
ここがまた見事に咲き誇った梅・梅・梅!さまざまな種類の梅が植えられています。
しだれ梅っていうんですかね?しだれ桜のようで面白い枝の付き方です。
このほかにも濃いピンクの梅もありましたが、写真を見たらちょっと枯れてる花が多かったので掲載は断念。本当に種類が豊富です。
花鳥図を狙える絶好の穴場スポット
さらに奥に進むと人の気配がほとんどなくなります。この日はお店がやってなかったからかもしれません。場所は母子像の近くです。
立ち止まって耳を澄ませるとどこからか鳥の鳴き声が聞こえてきます。
まずはヒヨドリでしょうか。松の木にとまっていました。え?花鳥図じゃない?まぁいいじゃないですか。初めての野鳥に興奮して思わずシャッターを切りました。
スズメも野鳥ですよね。梅と鳥で文句なしに花鳥図です!
そしてメジロ。かわいいです。花鳥図といえばメジロですよね。この1枚が撮れただけでだいぶ満足しました。
今度は2羽です。夫婦かな?なんて眺めながらシャッターを切ります。2羽揃ってこっち向いてくれないかなーと待っていましたが、残念ながらどこかに飛んでいってしまいました。
太宰府グルメは梅ヶ枝餅
おいしいと聞いていた梅ヶ枝餅。参道に並ぶほぼすべてのお店で売っていました。
どこで買えばいいのかわからない!ということで3箇所ほど食べ歩きました。今回私が一番おいしいと感じたお店を紹介します。
かさの家の「茶柱縁起茶セット」は本当におすすめ!
かさの家は隣に茶房があり、中で飲み物と焼きたての梅ヶ枝餅を頼むことが出来ます。今回は「茶柱縁起茶セット」をいただきました。
茶房はお庭があり、そちらも風情があります。
最初、他のお店で買って食べたんですけど、正直な感想は「まぁこんなもんか」ってレベル。別にブログで紹介するほどでもないかなぁなんて思ってました。
帰りながらインターネットで梅ヶ枝餅で検索すると多くの方が「かさの家に行け」と賛辞を述べています。実はこのお店は行列ができていたので敬遠していました。というか並ぶのがいやだったので完全に避けていました。
すいません。超おいしかったです。表面は香ばしく、パリッとしていて、中のあんこは甘さが控えめで上品な味。お茶とめちゃくちゃ合います。次はお抹茶セットにしようかなー。
太宰府天満宮のアクセス情報
太宰府天満宮の最寄り駅は西鉄太宰府駅になります。天神からは電車を使うと約20分(400円)で行くことができます。
JR博多駅からは直通電車がないので、バスがおすすめ。博多駅のバスターミナルから約40分~45分程度。帰りのバスは17時が最終なので気をつけてください。バスがなくなっても電車を乗り継げば帰れます。料金はどちらも600円でした。
今回のまとめ
太宰府天満宮にはとにかく梅がたくさんあります。熊本城に行ったときも130本の梅に感動しましたが、太宰府はそれをはるかに超える6000本!本殿の周りだけでなく、梅園や沿道にもたくさんの梅が植えられています。
これからの時期は桜が楽しみです。それ以降も菖蒲に紅葉と季節ごとに違った風景を見ることが出来ます。
今回の梅の撮影は望遠レンズを多めに使用しました。ダブルズームキットについていた望遠レンズです。望遠レンズを使うと、花を大きく切り抜いて撮ることができるので、花が小さい梅や桜にはもってこいですね。
花鳥図も望遠レンズがあればこそ。近づくことが出来ない被写体には望遠が必須です。レンズが大きくなるので、荷物が増えるのがたまにキズですけどね。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。