「咲洲庁舎」ってご存知ですか?
大阪では一時期、結構話題になった(と私は思っています)んですが、意外と名前を言っても「???」となる人が多いようです。
- あべのハルカスに次いで大阪で2番目に高い展望台がある。
- 旧名称は「大阪ワールドトレードセンター」、略してWTC。
- 橋下徹元大阪市長が府知事時代に府庁の機能をこちらに移し、名前が「咲洲庁舎」に。
- 大阪都構想の選挙時にもこの咲洲庁舎についていろいろと争点に。
と、こんな感じなんですが、政治的なお話はどちら側にも言い分があると思うので、ここでは言及は避けたいと思います。
コスモタワーの展望台
コスモタワーという名称は今も残っていて、咲洲庁舎というよりコスモタワーという方がちゃんと通じるようです。
他展望台との比較(2016/05/26現在)
- 1位:スカイツリー(第2展望台・451.2m)
- 2位:あべのハルカス(60F展望台・287.6m)
- 3位:横浜ランドマークタワー(69F展望台・272m)
- 4位:コスモタワー(55F展望台・252m)
コスモタワーの展望台は55F、地上252mに位置し、日本では4番目の高さを誇ります。
西日本では、あべのハルカスが完成するまで、最も高い展望台でした。現在は西日本で2番目に高い展望台となっています。
コスモタワーの展望台は周辺360度を見渡せる
360度ガラス張りの展望台からは湾岸エリアを含め、大阪だけでなく神戸方面、天気次第では生駒山まで見えるそうです。
上の写真は海遊館とUSJですね。この日は望遠レンズを使って、あべのハルカスや通天閣も確認できました。通天閣が見えたことには正直驚きました。
景色へのこだわり
コスモタワーの展望台のガラスはすべて斜めにつけられています。これはガラスに照明が反射することを防ぐためです。
実際、それなりに効果は高く、夜景を見るときなど、照明の映り込みは他の展望台に比べてかなり少ない気がします。
とはいえ、完璧に防げるわけではないので、夜景狙いならPLフィルターは持参することをおすすめします。
展望台の料金
- 大人:700円、小人:350円、小学生未満:無料
この料金を高いとみるか安いとみるかは人それぞれです。ただこれだけは言わせてください。
コスモタワーは同日限りですが、1度だけ再入場が可能です。
つまり、日中に一度風景を楽しんだ後、夕方から再入場することで夜景も楽しめちゃうという1回で2度お得なシステムとなっています。
コスモタワー展望台の注意点
コスモタワーの展望台へは1Fから52Fまで外の景色が楽しめるシースルーエレベーターで上がります。
問題は52Fから55Fの展望台まで…。長ーーいエスカレーターで上がるしかありません。私はベビーカーだったので、子どもは抱きかかえ、ベビーカーは妻に持ってもらい上がることができました(*)。
車いすの方は52Fから上に上がる手段がないため、52Fの特別展望室を開放してもらう必要があります。事前予約が必要で、料金は半額になるとのことでした。
(*)係の方にお願いすれば手伝ってもらうことは可能です。
日中は人が少ないのでポートレート撮影に最適
こう言っては何ですが、あまり知られていないスポットなのか、人がいないんですよ。
さらにベンチシートや木製階段など、結構おしゃれなアイテムが用意されていて、ポートレート撮影が面白いんじゃないかなぁと。
私も息子の写真をここぞとばかりに撮りまくってみました。
生後8ヶ月の赤ちゃんポートレート
強い目力で睨む先には何が見えているのでしょう。
多分、まだ高さがわからないから55Fから見下ろしても怖くなんかないんでしょうね。
しっかりとつかまって何かを睨みつけてます。目つき…悪いですねw
あ、かわいいのもありました。ハイハイで一生懸命カメラに寄って来る我が子。たくましさを感じます。
ここからは夕方の再入場後。夕日に照らされた街並みの変化…わかるんでしょうか?
まさに「太陽にほえろ」です。
今一つ決まらなかった夕景・夜景
雲が出ていたので、望遠で夕日と雲の対比を狙ってみました。よくある一枚ですね。
せっかくなので風景も一緒に。マジックアワーに近い色合いがきれいでした。
…が、この後、夕日は分厚い雲の中に。沈み切る瞬間を撮ることはできませんでした。残念ポイントその1です。
太陽が沈むのを待ち、いよいよ夜景です。ここで大きなトラブルが2つ発生します。
子どものうんち問題
子どもがうんちしちゃって、おむつ交換台付きのトイレを探すも見当たらず…。係の人は52Fにあるっていうけど、女子トイレ以外は全部見たけど見つかりませんでした。
申し訳ないけど、多目的トイレをお借りし、おむつ交換を。おむつ交換台がないから、子どもも泣くしこっちも泣きそうになっちゃいました。
1Fにおむつ交換台付きのトイレがあるので、入場前に交換していくことをおすすめします。
PLフィルター忘れた問題
PLフィルター持ってくるの忘れたんです。照明の映り込みが少ないとはいえ、非常口の明かりなどはどうしても必要なもの。反射しちゃうんですよね。
できる限り、反射をしないポジション取りでがんばろうと思いましたが、子どももぐずってきたし終了。
あ、微妙に窓の汚れが気になります。特に夜景だと街の明かりで窓の汚れが反射しちゃう感じ。これはPLフィルターじゃどうにもならないので、きれいな場所を探すしかないのかもですね。
コスモタワー(咲洲庁舎展望台)のアクセス方法
公共機関を使う場合の最寄り駅は「トレードセンター前(南港ポートタウン線)」、もしくは「コスモスクエア(中央線・南港ポートタウン線)」になります。
便がいいのはコスモスクエア、近いのはトレードセンター前という感じ。
駐車場は咲洲庁舎地下駐車場もありますが、周辺駐車場の方が断然安いです。
- 地下駐車場:終日30分200円(上限:平日1,000円、土日祝1,600円)
- 周辺駐車場A:終日60分100円(上限:平日400円、土日祝600円)
- 周辺駐車場B:終日60分200円(上限:平日500円、土日祝800円)
周辺駐車場Aは地下駐車場の向かい側、Bは地下駐車場入り口を通り過ぎた先にあります。車の場合は周辺駐車場を利用するのがかなりお得になっています。
今回のまとめ
ガラス越しの夜景の撮影を甘く見ていました。
ただロケーションそのものは悪くなく、周辺にはATC(複合型商業施設)や、少し離れますが海遊館やUSJといったアトラクション施設もあります。
カップルシートも用意されていて、ロマンチックな雰囲気の中で恋人と夕日が沈むのを眺めるなんていうのも悪くないですよ。何より人が少ないですしね!
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。