子どもが生まれてからというもの、私の被写体の中心は完全に息子になりました。同じようなパパさんカメラマンも多いことだと思います。
そしてせっかく撮るなら少しでもきれいにかわいい写真を残してあげたいというのが親心。
今回はどういうレンズを使うとどんな写真になるのか、作例をあげてご紹介します。パパさんカメラマンのレンズ選びの参考になれば幸いです。
生後間もない赤ちゃんを撮るおすすめレンズ
生後間もない赤ちゃんの撮影は屋内中心になります。
屋内での撮影というのは思っている以上に暗く、手ぶれが発生したり、画質が荒くなったりしがちなものです。
そこでおすすめなのは明るい単焦点レンズです。
単焦点レンズをおすすめする理由として明るいレンズであるということ以外にもうひとつあります。
生後間もない赤ちゃんはほとんど動きません。そのためズーム機能はあまり必要ありません。ズーム機能を使わないなら、思い切って単焦点レンズを選ぶことで、コストを抑えて明るいレンズを手に入れることができるんです。
EF50mm F1.8 STM
この価格でF1.8と赤ちゃんに限らずおすすめのレンズです。
残念なことに、私はこのレンズは持ってないので試せていないんですが、間違いなく買って損はしないレンズでしょう。コストパフォーマンスは抜群です。
参考:EF50mm F1.8 STMがついに登場!最強の撒き餌レンズが四半世紀ぶりにリニューアル!
EF-S24mm F2.8 STM
見たままに撮れる、小さくて軽い、低価格と3拍子揃ったレンズです。EOS Kiss X7を使うならこれ以上ないぐらい相性は抜群です。
参考:「EF-S24mm F2.8 STM」を購入!Kiss X7と相性抜群の単焦点レンズレビュー
EF-S60mm F2.8 マクロ USM
こちらはマクロレンズ。パーツを大きく切り出した写真を撮るならこれです。この記事を執筆時(2015/12/24)もっとも使用頻度の高いレンズになっています。
ちょっとお値段が高いのがネックですね…。
「EF-S24mm F2.8 STM」での作例とポイント
EF-S24mm F2.8 STMを使用するときのポイントは取り回しの良さです。小さく軽量なレンズなので、いつでもどこでも見たままにすっと撮れます。
最短撮影距離が短いこともメリットになってきます。レンズ面からの距離だと約9cmとかなり接近して撮ることが可能です。
4枚目の写真は私のおなかの上で眠る息子を、私の目線で撮りました。見たままに近くで撮れるこのレンズならではの1枚になったと自負しています。
広角よりのレンズなので、近くで撮影するとパースが強目になるのも面白いポイント。
外周部に出るゆがみを面白いと感じられるか、ちゃんと写らないと感じるかで、好みがわかれちゃうかもしれません。
「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」での作例とポイント
EF-S60mm F2.8 マクロ USMの特徴はその名前どおり、マクロ撮影が可能ということ。小さな被写体を大きく写すことができるので、パーツを拡大して撮るのに最適です。
小さな手や足を大きく写した1枚はやっぱりマクロレンズならでは。
とはいえ、赤ちゃんの手足ぐらいの大きさであれば、先に紹介したEF-S24mm F2.8 STMでも十分アップで収めることができます。パーツを撮りたいというだけであれば、無理してこちらを買うことはないかなぁというのが正直な感想です。
ではこのレンズのおすすめポイントはどこかと言うと、くっきりとした解像感とゆがみの少ない写真が撮れることです。お値段に見合った価値はしっかりと体感できます。
今回のまとめ
私が大好きな2本の単焦点レンズを、生まれたばかりの赤ちゃんを被写体に比較してみました。
結論から言うと、どちらも本当にすばらしいレンズで、出来上がった写真には甲乙つけがたい良さがあります。もう好みの問題としか言えないんじゃないかなと思うぐらい。
と、こんな結論では申し訳ないので、あくまでも私の主観になりますが、ちゃんと特徴と使い勝手を比較しておきます。
- 手軽に撮りたいならEF-S24mm F2.8 STMがおすすめ。
焦点距離24mmなので見たままに撮れて、狭い部屋でも顔や体を1枚に収めやすい。特に出産直後、産婦人科で撮影する際は十分な距離が取れないことが多いので、焦点距離が短めのレンズは有利。 - きれいに撮りたいならEF-S60mm F2.8 マクロ USMがおすすめ。
解像感のあるきれいな写真が撮れる。オートフォーカスもUSMで超早い。一度使ったら病み付きになって手放せないレンズに。ただし、焦点距離60mmだと十分な距離を取れない狭い部屋での撮影に不向き。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。