最近、光条撮影にはまっていまして。どこに撮影に行っても光条が伸びる写真を1枚は撮るようにしています。
上のように太陽から光がスーッと伸びた写真ですね。きらっとしててかっこよくないですか?
一見、難しそうですが、撮り方のコツさえわかれば誰でも簡単に撮影することができます。
今回は光条の撮り方についてご紹介していきます。
光条って何?
しょっぱなから光条、光条と連呼していますが、光条って何よ?って人もいるでしょう。簡単に説明しておきます。
この写真のように光の筋がスーッと伸びたもの。これが光条です。
光条と光芒
あれ?これって光芒って言うんじゃないの? 多分、それも正解です。私も普段は光芒って呼んでます。どちらも光の筋という意味ですし。
ただ、厳密に言葉の定義を問いだすと違うんだと思います。こういった言葉の定義的なものはめんどくさいですね。
この記事では光条という言葉で統一していますが、私は光芒って呼んでます。フォトウォークでお会いしたときなどあんまり突っ込まないでくださいね。
なんでこんなことが起きるかというと、回折現象によって絞り羽の裏側に光が回り込んで…(略)
難しい話はひとまず置いておきましょう。とにかく、強い光に対して、ある撮り方をするとこうなります。
光条の撮り方
強い光源を探す
昼間は太陽の光がおすすめ。逆光?気にしない!
木漏れ日や何かの陰から少しだけ太陽が見える状態だと光条が制御しやすいです。
絞り値を大きくする
絞りまくって撮る!
基本的に、手順はたったこれだけです。簡単ですね。
絞り優先モードやマニュアルモードなど、絞りを調整できるモードでF値をできる限り大きくして撮影してみましょう。
露出はマイナス補正で
太陽の光はかなり強いため、マイナス補正で撮影した方がきれいに光条が出ます。
レンズによっては0EVでも光条はバッチリ出るので、まずは1枚撮ってみましょう。
光条撮影の記録
光条を撮り始めたころ
とにかくF値を絞って太陽を撮っていました。「EF-S 60mm F2.8 マクロ USM」はF値が32まで絞れます。
一応、葉っぱの隙間から顔出した太陽を狙ったりと少しだけ頭を使ったつもりでもまだまだですね。
もう少し絞りを開いて、-1~-2EVぐらいで撮るともう少しキレイに撮れたと、今なら思います。
藤も同じように隙間からの光を狙っています。こちらも-1~-2EVで撮ればよかったんでしょうねー。
光条撮影に少し慣れてきたころ
魚眼レンズを手に入れたら、急に光条がきれいになりました。単純にレンズの性能のおかげかもしれません。
この写真も絞り優先モード(F22、-1EV)で撮影しています。
直近の光条撮影
すべて魚眼レンズで撮ってます。すいません、レンズの性能に頼り切ってます。
あんまり考えなくてもF値を絞ればとにかく光条が出ます。すばらしいです。
光条の現像
これらの作例はすべて「Adobe Photoshop Lightroom CC」にて現像処理を行っています。
一枚一枚設定内容は異なりますが、主にハイライトの低下、色調補正などです。
夜の光条撮影
光条は昼だけのものではありません。夜も撮れるんです。
HDR風加工した写真ですが、あまり気にせずライト部分に注目してください。とげとげした光条がピピピッと伸びているのがわかると思います。
これも昼と同じでF値を絞って撮影するだけです。
ただし夜は昼と違い絞るとシャッタースピードを稼ぐ必要が出てくるので、三脚が必要な場面が多くなると思います。
工場夜景などは、光も強いので長い光条がたくさん撮れるんじゃないでしょうか。工場だけに。
今回のまとめ
光条の撮影方法、わかりましたか? 絞って撮るだけなんで誰でも簡単に撮ることができます。
ただ光条を撮るだけなら簡単なんですが、ほかの部分と合わせてきれいな1枚にしようと思うと、なかなか難しかったりします。
私ももっともっと練習していかないと。
あ、一つだけ注意点を。太陽を撮るときはファインダーを覗き続けると目がやられるのでご注意ください。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。