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物欲レビュー

公開日:2016.01.20 更新日: 2017.06.11

Canon のミラーレスカメラ「EOS M3」レビュー。思ったことを正直に書きます。

バリバリのCanon派な私がついにCanonのミラーレス機「EOS M3」を触ってきました。というか、手元にあります。不思議ですね。(※1)

「難しく考えなくても楽しく撮れるカメラ」

触った初日の感想はこれでした。

ひたすらプログラムオートで撮っているだけで楽しめます。私がCanonの操作系に慣れているからかもしれませんが、特に操作で困ることもありませんでした。

(※1)カメラをレンタルできる「いい旅日記」というサービスを利用しました。

参考:ミラーレス一眼を触りたかったのでカメラレンタルサービス「いい旅日記」を試してみました

EOS M3 のいいところ

楽しい。この一言だけでもいいんですが、セールスポイントを私なりにまとめておきます。

APS-Cサイズの大型センサー搭載

review_eosm3_01

私は大きいセンサーが好きです。これは良い悪いではなく、好みの問題です。

一般的にはセンサーが大きくなると暗所に強くなります。ただ、これは同じセンサーを使った場合の話。

エントリークラスのカメラの場合はセンサーサイズがどうこうという話よりも高感度ノイズをいかに乗せずに撮るかっていう話になってきたり、メーカーごとにノイズ除去機能もいろいろあったりで単純にセンサーサイズの話じゃなかったり。

逆にAPS-Cよりも小さいマイクロフォーサーズ機の方が、焦点距離を伸ばしやすいため、小さいレンズでより望遠が効いたレンズを作れるなんてことも言えます。

とにかく、好みの問題です。

センサーサイズの話になると、ボケやすいのはどっちだとかって話にもなりがちなんですが、説明が面倒なので、興味ある方は過去に書いた記事を読んでみてください。

参考:かなりマニアックな背景ボケの仕組み。被写界深度を計算する。

便利なチルト液晶

先日、SONYのNEX-5Tに触れたときから感じていることですが、180度可動するチルト液晶はかなり便利です。

EOS M3の場合は上方向は180度、下方向に45度可動します。

review_eosm3_02

自撮りはもちろん、ローポジションからのローアングル撮影が非常に楽しくなります。

また、下方向にも動くため、前の人が邪魔で撮影がしにくい…というときでも、カメラを頭上で構えて撮影することができます。

ファインダーを覗かないカメラだからこそ、この機能は便利です。

使いやすいダイヤル群

review_eosm3_03

カメラの右側にダイヤルがいくつかあります。ダイヤルがいっぱいあって複雑そうに見えるかもしれませんが、使い方はとっても簡単です。

まずは独立した露出補正ダイヤル。これが非常に使いやすいです。

今回、M3を使うにあたってほとんどの写真をプログラムオートモードで撮影しました。撮ってみて暗ければ露出補正を+側に、明るければ-側に回すだけです。

もちろん露出補正以外のダイヤルも便利で、シャッター周りの電子ダイヤルは絞り優先モードやシャッタースピード優先モード時の設定値をスムーズに変更できます。(プログラムオート時も<*>(厳密にはちょっと違うマーク)を押してからダイヤルを回すことでシャッタースピードを変更できます。)

このダイヤル群がこのカメラのひとつのセールスポイントで、ダイレクトな操作性を実現したということで、2015年のグッドデザイン賞も受賞しています。

慣れると液晶画面で設定を変更するよりも早く確実に操作できるようになりますよ。

EOS M3 のダメなところ

このまま大絶賛の提灯記事にしたかったんですが、悪いところも正直に書いていきます。

中途半端な大きさ

私は嫌いじゃないんですよ。この大きさ。

review_eosm3_04

一眼レフカメラ「EOS Kiss X7」と並べて大きさを比較してみました。一眼レフカメラに比べれば圧倒的に小さいし軽いです。

ただ、レンズが意外と大きく、いつでも手軽にポケットに入れて撮影なんてことはできません。

この写真だけ圧倒的にクオリティが低いですね…。室内撮りのiPhone5Sだとこんなもんです。

暗所での不安

旧機種(EOS M2)に比べるとオートフォーカス機能は劇的に改善されています。

明るい場所であれば、スッとピントが合い、まったくストレスになりません。明るい場所であれば。

暗いところに行くとどこか頼りなげなオートフォーカス。また、ライブビューも遅れてしまい、気持ちが悪いです。

と、書きましたが、EOS Kiss X7のライブビューに比べても抜群に早いです。X7よりも新しい「ハイブリッド CMOS AF III」が搭載されているからです。

カメラとしての特徴が弱い

大きさもそうなんですが、特徴が弱すぎるんですよね。

センサーサイズがAPS-Cなミラーレスも、チルト液晶が付いたカメラも、ダイヤルがたくさんついたカメラも探せば他にあるんです。

このカメラじゃないとできないこと!というのが特にないというか。いや、でもいいカメラなんですよ。

EOS M3 での作例

すべてプログラムオートで撮影。撮って出しです。

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今回のまとめ

いろいろ書きましたが、私は「EOS M3」に惚れ込んでいます

M3はスマホカメラの代わりに、コンデジの代わりに…と考えちゃダメなカメラです。比較すべき対抗馬は一眼レフカメラです。

この大きさが苦にならない方にとっては本当にいいカメラだと思います。

ミラーレスも一眼レフも『レンズ交換式カメラ』です。レンズを交換できるのが強みであり楽しさです。

EOS M3用として発売されている「EF-Mレンズ」は数種類しかありませんが、そこは豊富なレンズ群を持つキヤノン。アダプター(別売)を使うことでEFレンズを使えるんです。これでバッチリですね!

うん、本当にいいカメラなんだけどちゃんと伝わるかなー。不安です。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

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