私は自他共に認めるバリバリのCanon派です。
こう書くとよく勘違いされるんですが、Canon以外のメーカーを嫌ってるわけじゃありません。ほかのメーカーもすごいカメラをいっぱい出していてうらやましいなぁと指をくわえて雑誌や売り場を眺めていることはよくあります。
今回ちょっと型落ちなんですが、「Sony NEX-5T」を触る機会がありましたので、実際の使用感なんかをレビューしちゃいます。
参考:ミラーレス一眼を触りたかったのでカメラレンタルサービス「いい旅日記」を試してみました
「SONY NEX-5T」ぶっちゃけレビュー
小さくて軽い!
NEX-5Tはミラーレス一眼というカメラです。
ミラーレス一眼は小さくて軽いのが特徴で、一眼レフカメラと違いファインダーがありません(*1)。
なかでもNEX-5Tは本体重量が218g(バッテリー・メモリーカード除く)と、APS-Cサイズのミラーレス機の中でもトップクラスの軽さ。バッテリーとメモリーカードを入れても276gです。
私の愛機EOS Kiss X7は同じAPS-Cサイズの一眼レフカメラ最軽量ですが、370gあり、実際に持って比べてみるとNEX-5Tの軽さに驚きました。
(*1)厳密には光学ファインダーがありません。機種によってはEVF(電子ビューファインダー)という液晶を使用したファインダーが付いたものもあります。
暗所に強い!
NEX-5TはISO感度を最大25600まで設定可能なため、暗いシーンでも三脚を使わずに写し出すことができます。
写真はISOを3200まで上げて手持ちで撮影したものです。撮影モードは「プログラムオートモード」です。
同じようにKiss X7でもプログラムオートのISO3200で撮ってみましたが、私の腕では手ぶれがひどく見れたものではありませんでした。同じAPS-C機なのに…。
撮像素子がAPS-Cサイズとマイクロフォーサーズ機などに比べると大きいので、高感度ノイズが乗りにくいのもポイントです。
とはいえ、ISO感度をあげれば当然ノイズは目立ちます。
写真はISO12800で撮影したものです。6400以上に上げるとさすがにノイズが気になります。
AFが早い!
ミラーレス機にはファインダーがありません。そのため、スマホのように画面を見ながら(ライブビュー)撮影します。
私の感覚ではライブビューでの撮影だとピントが合うまでの時間はかなりかかるというイメージがありました。
ですが、このNEX-5Tは思いのほかピントが合うのが早いです。あくまで私の印象ですが、オートフォーカスが遅くて使い物にならない!などということはありません。十分実用の範囲です。
180度チルト液晶が便利!
ちょっと写真を撮るのを忘れてたんですが、液晶画面が動きます。
使ってみたら便利でした。
ローポジションでの撮影が多い人は特に重宝するかもしれません。また、私はほとんど撮りませんが180度動くので、画面を見ながら自撮りもできます。
補足:チルト液晶は不要じゃなかったの?
「以前、『チルト液晶やバリアングル液晶は不要!』と記事に書いているのに、言ってることが違うじゃないか!信用できない!!」
こう思われた方のために言い訳をさせてもらいますと、ファインダーを覗く必要がないミラーレス機だからです。
一眼レフカメラでも可動式液晶が役に立つ場面もあります。ただ、私はファインダーを覗いてこそ一眼レフと考えているので、一眼レフカメラには可動式液晶は不要だと思っています。
NFC搭載で簡単シェア!
…私、iPhoneなんでNFCないんです。
XperiaとかでNFC使うぜー!って人には便利なんだと思います。
補足:NFCってなに?
かざすだけで画像を転送したりできる便利機能です。PiTaPaとかそんな感じのと似たやつ。Android端末だとついてるっぽいです。
繰り返しますが、iPhoneは6Sまで非対応。今後対応したiPhoneが出るかどうかは不明です。
NEX-5Tは"買い"なの?
- 大きなカメラは邪魔になるから嫌だ
- きれいに映るカメラが欲しい
- スマホみたいに操作できるカメラがいい
こう思った方は"買い"だと思います。ただ、もう店舗の在庫分しかないという状況です。後継機になる現行品の方がオススメです。
ソニーストアに在庫のある商品を量販店で触ってきましたので紹介します。
α5000
今回紹介する機種の中では最安値です。3万円台で購入が可能。
予算に余裕があるのであれば上位モデルのα5100かα6000をおすすめします。
AFのもたつき、液晶の解像度が気になりました。もちろんNEX-5Tと比べたら遜色ないので、全然ありなんですが、上位モデルと比べてしまうと…ってことです。
α5100
これが私の一押しです。
α5000のサイズにα6000の機能をぶち込んだ感じ。厳密には連射性能がα6000に負けていたり、電子ファインダー(EVF)が付いていなかったりします。
タッチパネルでスマホのように撮影が可能です。また、NEX-5Tにもあった180度可動するチルト液晶ってのもステキです。
と、この大きさでこの性能はなんかおかしいレベルです。ソニーさん、ちょっと無理してませんか?って聞きたくなるレベル。
気になるのはセンサーのお掃除機能が付いてないこと。
それでも、お手軽にキレイな写真を撮りたいという方は文句なしでこれだと思っています。
α6000
α5100よりも少し大きめサイズです。その分、グリップはしっかりしている感じ。
またEVFが付いているので、ファインダーを覗いて撮影することができます。明るいロケーションだと液晶は見づらくなりがち。そんなとき、ファインダーを覗いて確認できるのは強みになります。
そうそう、α6000は液晶がタッチパネルじゃありませんし、液晶も180度は動きません。
ダイヤルがいくつか付いてて、いかにもカメラっぽいのが好きな方はこっちの方がおすすめです。
今回のまとめ
すいません。ミラーレス機、なめてました。
ボディは小さいくせにAPS-Cサイズのセンサーとか、ちょっとやりすぎです。αはフルサイズ機もありますし、ソニーってミラーレスの技術、高いんだなーというのが正直な感想。
あとはソニータイマーが発動しないことを祈るぐらいですかね。
私はお借りしていたNEX-5Tのキットレンズを壊しちゃいました。もちろんわざとではないんですが…。きっとタイマーが発動したのだと信じています。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。