ついにちゃんとしたカメラ用のカバンを購入しました。
今まではカメラ専用のカバンではなく、普通の街用リュックにインナーバッグを入れて使っていたんです。だってカメラバッグって高いしダサいじゃないですか。いかにもっていうカバンも多いし。
そんな中、studio9の中の人(中原一雄さん)が作った理想のカメラバッグがあまりにもビビビっと来たので購入してしまいました。
もくじ
私がカメラバッグに求める条件
一口にカメラバッグといっても様々な種類があります。
好みもありますが、使用する環境や持ち運ぶ機材の量などによって、求める条件というのは人によってかなり違うと思います。
私の最低限の条件はこんな感じです。
- 腰に優しいリュックタイプ
- 最低限、APS-Cサイズのカメラ本体+レンズが3~4本は入ること
- カバンを下ろさなくてもレンズを取り出せる
- カメラ以外にもいろいろ入れたい(二気室タイプがベスト)
- ノートPCも入れたい
- いかにもなカメラバッグはちょっと…
今まで使用していたカメラバッグ
ちょくちょくカメラバッグを見てたんですが、なかなか「これだ!」っていうのが見つからず、今まではちょっと大きめのリュックにインナーバッグを入れて使っていました。
厳密には型番が違う(廃盤のため)んですが、こんな感じのリュックとインナーバッグを組み合わせていました。
リュック+インナーバッグのダメなところ
インナーバッグが一番奥になるから機材を取り出しにくい
これは完全に盲点だったんですが、カメラやレンズを入れたインナーバッグはリュックの一番奥になってしまいます。リュックは縦長なのに機材は奥の方にあるため、非常に取り出しにくいんですね。
さらに、一泊旅行などで着替えをリュックに入れるともう絶望的です。
結果、移動時はインナーバッグをちゃんと活用していましたが、撮影モードに入ったらリュックのサイドポケットにレンズを突っ込んで運用していました。サイドポケットにはクッションもないし、あんまりいいやり方ではないと思いながらもしょうがなくという感じです。
機材が思ったよりも入らない
私が使っていたリュックは20Lタイプです。APS-Cサイズのカメラにレンズを2~3本ぐらい入れてもかなり余裕があります。これが大きな勘違いでした。
そもそもなんですが、リュックがどれだけ大きくても持ち運べる機材の量はインナーバッグの大きさ次第なんですよね。インナーバッグはカメラを入れるとレンズが2本入るか入らないかといったもの。これ以上入れるとなると、結局別のケースをつけるか、クッションなしで入れることになるわけです。
さらに上にも書きましたが、インナーバッグの上の空いた空間に荷物を入れちゃうと機材の出し入れがめちゃくちゃ不便です。レンズが増えれば増えるほど悩みは大きくなっていきました。
studio9監修「Enduranceカメラバッグ Ext(エクステンド)」
そんな折、studio9の中の人がやってくれました。理想のカバンを作ってくれちゃいました。
私の理想を完璧におさえてくれています。もう脊髄反射的にポチりましたよ。即断。
Endurance Ext のここがステキ!
腰にやさしいリュックタイプ
なぜリュックタイプがいいかというと、まずは腰に優しいからです。
肩掛けのショルダータイプだと片方の肩にばかり荷重がかかりますが、リュックタイプであれば左右に平均的に荷重がかかります。
使えばわかりますが、疲労度が全然違いますし、何より両肩に荷重がかかるので片方の肩にかかる荷重は半分で重さを感じにくいです。
もう一つの理由は私が重度のなで肩だからです。
これはなで肩の人にしかわからないことだと思いますが、ショルダータイプだとすぐずり落ちてしまって、頻繁に肩をクイッってしないとダメなんですよね。
ただ、リュックタイプでもチェストベルト(胸の部分で留める紐)がないとダメです。Endurance Ext はもちろんチェストベルトが付いています。
APS-Cサイズのカメラなら本体+レンズが4本以上余裕で収まる
フルサイズ一眼レフカメラ+大三元レンズが3本収まる設計です。
APS-Cサイズのカメラであれば本体+レンズが4本以上余裕で収まります。
- APS-Cサイズのカメラ本体(Canon EOS Kiss X7)+レンズ(EF-S60mm F2.8 USM マクロ)
- EF-S24mm F2.8 STM
- EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS II
- SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM
- スピードライト430EX III-RT
私が持っているカメラとレンズ(+ストロボ)をすべて入れてみましたが余裕です。
ちなみにこの仕切りはマジックテープになっていて、好きな形に仕切り直せます。私はサイドからのレンズアクセスを優先してこのような配置にしています。
正面とサイドのどちらからでも機材を取り出せる
リュックタイプのカメラバッグには大きな弱点があります。それが機材の取り出しにくさです。
ショルダータイプの場合、カバンを下ろすことなくカメラ本体やレンズを取り出すことができます。それに比べリュックタイプの場合、カバンを下ろさないと機材を出せないことが多く、私のようにレンズを頻繁に変えて撮る人には不便でした。
そんな悩みを解消してくれるのがサイドポケットです。
サイドからも機材を取り出すことができるので、もうめちゃくちゃ便利です。これがなかったら購入してません。
カメラ以外の荷物を入れても使いやすい二気室タイプ
リュック+インナーバッグの欠点を解消してくれたのが二気室タイプという仕組み。
簡単に言えば、カメラ機材を入れる場所とそれ以外の場所を仕切ってくれてるんですね。
これによってカメラはカメラ用の下の部屋、着替えや筆記用具は上の部屋とちゃんと分けて使うことが可能です。
しかも、この上の部屋がロールタイプの間口になっていて、荷物が多くなったら広がります。結構大容量です。
あと、細かいことですが、上の部屋には内ポケットがあるのでゴチャっとしにくいです。前のリュックにも内ポケットがあったので、同じように使えてとっても便利です。
※ここの仕切りもマジックテープです。仕切りを外せば普通のリュックとして使うこともできます。
15インチまで収納可能なPCスペース
サイズ的には15インチMacbookProが入るそうです。私は12インチMacbookなのでめちゃくちゃ余裕で入りました。
遠くに出かけるときはノートPCを持ち運ぶので、このスペースはかなり重要だったりします。クッションもしっかりしていて安心です。
その他にもおすすめポイントはたくさん
このカバン、はっきり言っておすすめポイントがめっちゃあります。全部書き出していくと書くのも大変ですが、読むのも大変だと思うのでここからは箇条書きで。
- カメラバッグにしては軽量(1.27kg)
- 背面が全面メッシュで蒸れづらい
- 荷物を入れて担いでも軽く感じる
- ファスナー付きポケットが3つもある(フロント2つ・サイド1つ)
- 三脚ポケットは500mlペットボトルにちょうどいい
- 生地自体に撥水性能+レインカバー付き
- そのまま自立する
- この性能でお値段は1万5000円以下とコスパ抜群
Endurance Ext のここが残念!
今のところほとんど不満はないんですが、一点だけ。
畳んで60cm以上の三脚は持ち運びにくい
これは完全に私のミスなんですが、私が使っている三脚はVelbon Sherpa 635II というやつなんです。
縮長が67cm、重さ2.3kgあるんですよ。これをカバンに取り付けるとこうなります。
担げないことはないんですが、かなりバランスが悪いです。もっとコンパクトな三脚だったら…。
studio9さんの紹介記事でもこのことは触れられていて、私が勘違いしてたパターンです。もし大型三脚を持ち運びたいのであれば、今回購入したカバンの兄貴分にあたる「Endurance」の方がおすすめです。
今回のまとめ
カメラバッグもかなり沼が深いと聞きます。カメラ本体やレンズに比べると価格が安いこともあり、用途に合わせて次々と購入してしまう人も多いのだとか。
私はそうなりたくなかったので、ずっと我慢してたんですが、いきなりゴールにたどり着いてしまったようです。今のところほとんど不満がありません。
恐らくリュックタイプの最終形態でしょう。カメラ本体を2台+レンズが10本といったヘビーユーザーでなければ買って間違いがないカメラバッグです。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。