初心者カメラ講座

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三脚も高価なレンズもいらない!手持ちで月をきれいに撮る方法

一眼レフカメラを買ったら絶対撮りたい!そう思っていたものの一つに月があります。

画面いっぱいに大きく写された月はクレーターまではっきりと見える。こんな写真はスマホカメラでは写せません。少なくとも私のiPhone5Sでは無理でした。

月の撮影なら三脚や高価なレンズなんていりません。あるに越したことはないですが、なくてもなんとかなります。

コツさえ知っていれば、エントリークラスのカメラとキットレンズ、あとは少しの努力でこんな写真が撮れちゃいますよ。

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必要な機材

夜の撮影というと三脚が必要なんじゃない?
ー 大丈夫です。月の撮影なら三脚がなくてもしっかり手で持てば撮れます。

大きく月を写すには高い望遠レンズが必要なんじゃ?
ー 大丈夫です。Canon EOS Kiss X7 ダブルズームキットに付属の望遠レンズがあれば撮れます。

つまりカメラ本体と望遠レンズがあれば、きれいな月を撮影することができます。少しだけ細かく説明していきますね。

カメラ本体

絞りやシャッタースピード、ISO感度が変更できれば大丈夫です。つまり、一眼レフカメラなら何でも大丈夫ということです。

もちろん高価なカメラであれば陰影がよりくっきり撮れるかもしれませんが、エントリークラスのカメラでも十分きれいに写せます。

望遠レンズ

EOS Kiss X7 ダブルズームキットには55-250mmの望遠レンズがセットになっています。今回は250mmで撮影しました。

NikonのエントリークラスD3300のダブルズームキットは55-200mm、D5300D5500のダブルズームキットは55-300mmの望遠レンズが付いているので、同じような写真が撮れるはずです。

焦点距離が長い望遠レンズがあるとクレーターまではっきりと写った写真が撮れますが、エントリークラスのレンズキットに付属するズームレンズの望遠側(55mm)程度でも十分きれいな月を撮ることができます。

参考:月を撮影するのに望遠レンズは必要?焦点距離ごとの月を比べてみる

月をきれいに撮るためのカメラの設定

月をきれいに撮るための一番のポイントはカメラの設定です。

以下はCanon EOS Kiss X7の場合で説明しています。他のカメラを使っている場合は適宜読み替えてください。

マニュアルモードで撮影する

lecture_take_moon_01

ダイヤルを<M>に合わせます。

露出を手動で設定する

lecture_take_moon_02

  • F値:8
  • シャッタースピード:1/800
  • ISO:400

この設定値は目安です。実際には月を撮りながら設定値を細かく調整していきます。

月を撮るときのポイント

望遠側で撮る

望遠側というのは一番ズームにした状態です。

要はファインダーを覗いて月が一番大きく見えるところまでズームするってことです。EOS Kiss X7 ダブルズームキットの望遠レンズの場合は250mmになります。

この段階では画面いっぱいの月にはなりません。想像より小さく見えると思います。

lecture_take_moon_small

実際にはこんなぐらい。今はこれで大丈夫です。これを最後に大きくします。

ピントはマニュアルで合わせる

月はかなり明るいので、オートフォーカスでもある程度ピントが合います。

私も何回かオートフォーカスを試しましたが、カメラが動くたびにピントを合わせなおすので、かなり煩わしく感じました。

そこで、マニュアルでのピント合わせをおすすめします。(※)

マニュアルでのピント合わせは正直難しいです。ファインダーから覗いた月は小さく、一番くっきり見えるところがはっきりわからないんです。こればっかりは自分の目を信じてあげるしかありません。がんばりどころです。

※親指AFを使うという方法もあります。お好みでどうぞ。

手ぶれに気をつける

手ぶれは撮影中にカメラを持つ手が動くことで発生します。

手持ち撮影をするときは、しっかり脇を締めてカメラをがっちり固定しましょう。近くに壁や柱があれば寄りかかると安定度が増します。

手ぶれ補正機能が付いている場合はONにするのもお忘れなく。

1枚撮るごとに確認する

1枚撮ったらその都度写真を確認をしましょう。

背面右下の[再生ボタン]を押すと撮った写真が確認できます。画像の明るさやピンぼけ、手ぶれを確認します。ピントと手ぶれは背面右上の[+]ボタンを押して拡大表示すると確認しやすいです。

lecture_take_moon_ss

シャッタースピードが1/800では少し暗すぎたので、1/400で撮り直してみました。

明るくはなりましたが、クレーターのくっきり度は1/800の方がきれいです。月はかなりの速度で動いています。焦点距離250mmだと1/800以下にしないと月が動いてしまいクレーターのくっきり度は若干下がってしまいます。

とはいえ、この辺は好みなのでいろいろやってみてください。

撮影後にトリミングする

撮った写真をPCで開き、月が画面いっぱいになるよう切り抜きます。

lecture_take_moon_trimming

すると、こんな感じで大きな月の写真が出来上がります。

きれいに撮れないときの対処法

月が真っ白でクレーターが見えない

恐らく今回の設定値で真っ白になることはないはずです。もし真っ白なら設定を見直してください。ISO感度あたりが怪しいところ。

設定が間違っていない場合は、ISO感度を下げてください。

写真が暗すぎる

写真が暗い場合の対処法は3つあります。

  • F値を小さくする
  • シャッタースピードを遅くする
  • ISO感度を上げる

まずはF値を上げてみましょう。シャッタースピードやISO感度を変更するよりもデメリットが少ないです。

シャッタースピードを遅くすると手ブレしやすくなり、ISO感度を上げるとノイズが入りやすくなります。

シャッタースピードを遅くして手ブレしてしまうぐらいなら、多少ノイズが入ってもISO感度を上げた方がきれいな仕上がりになります。

輪郭がくっきりしない

ピント合わせがうまく出来ていません。ここ、一番の踏ん張りどころです。

不安であれば少しピントを前後にずらしたものを何パターンか撮ってみるのもありです。

フィルムカメラに比べてデジタルカメラはあまり枚数を気にせず、たくさん撮ることができます。撮れていなくて家で後悔するぐらいなら、複数パターンをたくさん撮って帰りましょう。

さらにきれいな月に仕上げる魔法

ここまででも十分きれいな月が撮れているはずです。

でももう一段階きれいな月に仕上げる魔法があります。それがRAW現像です。RAW現像した写真も用意したので、ぜひご覧ください。(クリックで大きくなります)

IMG_0424

RAW現像には専用のソフトウェアを使います。

私は『Adobe Lightroom』を使っています。EOS Kiss X7には『Digital Photo Professional』というRAW現像用のソフトウェアが付いているので、こちらでも近いことが出来ると思います。

ちなみに一番上の満月の写真もRAW現像で少し補正をかけています。

今回のまとめ

月の撮影はコツさえわかれば高価な道具は不要です。一眼レフを買ったばっかりの初心者でもきれいな月を撮ることができます。

最後の写真は私が一眼レフカメラを購入して4日目にベランダで手持ちで撮ったものです。(他の写真は同じぐらいの月齢の月を比較画像用に撮り直しています。)

ちなみに月の撮影の天敵は雲。夜は想像以上に冷え込みます。雲待ちで風邪を引かないよう、しっかり防寒対策をして撮影に望みましょう。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

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