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コラム・検証

公開日:2015.06.06 更新日: 2017.06.11

月を撮影するのに望遠レンズは必要?焦点距離ごとに月を撮り比べて検証してみた

月を撮影したいけど、そのためだけに望遠レンズを買うのは…という声をいただきまして、それなら持っているレンズで撮ってみればいいんじゃないかと。

結論を先に書くと、標準ズームレンズの望遠側でも割ときれいに撮れました。ブログに載せる程度の画質なら全然ありだと思います。なんでもやってみるものですね。

せっかく焦点距離ごとに月を撮ったので、どんな感じになるのかを見てください。

使用した機材と撮影方法

Canonのエントリーモデルの一眼レフカメラEOS Kiss X7を使用しました。レンズは焦点距離別に撮るためにダブルズームキットに付属する望遠レンズを使用しています。

撮影は手持ちで、絞り:F5.6・シャッタースピード:1/800秒・ISO:400。ホワイトバランスはオートです。

参考:三脚も高価なレンズもいらない!手持ちで月をきれいに撮る方法

焦点距離別に撮影した月

各焦点距離ごとに月を撮影し、Photoshopでリサイズとトリミングを行いました。撮像素子はAPS-Cなので35mm換算での焦点距離もあわせて表記しています。

焦点距離ごとに上が「リサイズした写真」、下が「等倍でトリミングした写真」です。リサイズもトリミングもブログに載せる関係上、680*453としています。

またトリミングとリサイズ以外は何も補正していません。ホワイトバランスをオートで撮ってしまったので、色味にばらつきがありますが、あえて補正せずに掲載します。

焦点距離:250mm(35mm換算:400mm)

lecture_moon_distance_250_o

lecture_moon_distance_250_t

全体で見るとかなり小さく見えますが、トリミングした場合は見切れるレベルです。等倍で見ると、もうちょっと絞った方がきれいだった気がします。

焦点距離:200mm(35mm換算:320mm)

lecture_moon_distance_200_o

lecture_moon_distance_200_t

私のブログの画像サイズだと、ぎりぎりで月全体が入る大きさになりました。

焦点距離:135mm(35mm換算:216mm)

lecture_moon_distance_135_o

lecture_moon_distance_135_t

250mmと比べると全体ではだいぶ小さくなってきました。トリミング後は私のブログに載せるならちょうどいい大きさな気がします。

※ちょっとボケてるのは私の腕のせいです。すみません。

焦点距離:100mm(35mm換算:160mm)

lecture_moon_distance_100_o

lecture_moon_distance_100_t

かなり小さくなって来ましたが、まだまだいけます。正直ちょっと予想外。

焦点距離:55mm(35mm換算:88mm)

lecture_moon_distance_55_o

lecture_moon_distance_55_t

ちょっとホワイトバランスがおかしいですが、トリミングすれば問題なく見れますね。ただクレーターがはっきりと確認できるか…と言われると怪しいです。

今回のまとめ

焦点距離55mm(35mm換算:88mm)でもトリミングすれば月の模様がはっきり写った写真が撮れました。

焦点距離55mmのレンズというのはエントリークラスのキットレンズの一番望遠側と同じです。買ったときに最初から付いてるレンズっていうことですね。

※一眼レフカメラによってはキットレンズが付いていないもの、焦点距離の異なるものが付いていることもあります。

意外なことにブログやSNSに載せるサイズであれば標準ズームレンズでも十分きれいな月が撮れるという結果になりました。

ただしクレーターまでははっきりと写りません。クレーターまで写った写真を撮りたいならやはり100mm以上の望遠レンズを用意したほうがいいようです。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

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