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初心者カメラ講座

公開日:2016.06.19 更新日: 2017.06.11

脱初心者を目指す一眼レフユーザーがカメラの次に購入する撮影機材を考えてみた。

念願の一眼レフカメラを購入し、いろんな場所に出かけ写真を撮る。

最初はピントの合わせ方がわからずどこかぼやっとした写真になったり、構図が悪く何を主張したいのかわからない写真しか撮れていなかった。

そんな自分も最近は少しずつ上達し、「あ、これいいな」と思える写真が撮れることが増えてきた。

さぁ、こうなってくると次の段階に移るために新しい撮影機材が欲しくなってきますよね!

今回は一眼レフカメラでの撮影に慣れてきたら、次にどんな撮影機材を揃えるべきか、ちょっと考えてみました。

表現のために必要な機材と失敗を減らすための機材

撮影機材は大きくわけると2種類あります。

思い描いた写真を撮るためにどうしても必要な機材と、失敗写真を減らすための機材です。

厳密には両方にまたがるものもあるんですが、ちょっと私なりに分類してみました。

今回は私が持っているもの、実際に使用しているもの以外は記載していません。

表現のための機材

以下の機材は写真表現の幅を広げてくれます。撮影できる環境や写真のバリエーションを増やしてくれる道具になります。

  • レンズ
  • 三脚
  • ライト(撮影用ライト・ストロボ・LEDライトなど)

それでは順番に説明していきます。

レンズ

ものすごくざっくりとした説明になりますが、レンズによって写せる範囲が違ってきます。

例えば近付くと逃げてしまう野鳥は遠くから撮るためのレンズが必要です。

_MG_3684

雄大な自然を収めるには広い範囲が写せるレンズが必要です。

_MG_3279

参考:焦点距離と画角の関係。35mm換算とは結局何なのか。

他にも被写体をクローズアップして撮ることが出来るマクロレンズというものあります。小さな被写体もこれなら大きく写しだすことが出来ます。

_MG_2833

レンズにはそれぞれ特徴があり、このレンズじゃないと撮れない1枚というものが存在します。つまり、レンズを増やすことは撮れる写真のバリエーションを増やすということにつながります。

三脚

三脚も写真の表現手段を増やしてくれる機材の一つです。

私は主に夜景撮影に使用しています。

_MG_4534-Edit

ホタルの写真も三脚なしでは語れませんね。

20150607_hotaru

参考:カメラ初心者がホタルの撮影に初挑戦した記録をつらつらと書き連ねてみた

一眼レフカメラはシャッタースピードを変えることができ、遅くすることでこれらの不思議な写真が撮れます。しかし手でカメラを構えるとどうしてもぶれてしまうので、三脚で固定してあげる必要があります。

夜景以外にも三脚の活躍場所はあります。表現のための道具としては、セルフポートレートなんかがその一つですね。

三脚は表現のための道具としてだけでなく、失敗を減らす道具としても大活躍します。例えば、先ほどのマクロ撮影など、三脚があるとカメラを固定できるのでピントが合わせやすくピンぼけを減らすことにつながります。

ライト(撮影用ライト・ストロボ・LEDライトなど)

まだライトについては勉強中の部分が多く、あまり大袈裟に語っても恥をかきそうで怖いんですが、ちょっとだけ書かせてください。

撮影スタジオなどで使用するライトは今のところ私とは無縁なので省き、ここではストロボについて書いていきます。

今まで写真は「目の前にあるものを撮る」ことが何よりも大事だと思っていました。写真は光を撮り込んで撮るもので、自然光最優先主義とでも言うんでしょうか。それ以外の光は邪道だって思いがどこかにあったんです。

ただ、人間の目というのはものすごく高性能で、見たものをそのまま写真に反映することが難しい場面が多々存在します。

例えば逆光時の人物写真です。

カメラを始めるとわかるのですが、逆光時は明るさを背景に合わせると人物の顔は暗く写り、人物に合わせると背景は真っ白になります。

そこでストロボを使用してあげると、背景も人物もしっかりと写しだすことが出来るようになります。(日中シンクロ)

lecture_next_equip_01

lecture_next_equip_02

※作例の酷さは許してください。特に「ストロボあり」はピントも光の当て方も酷いw

人間の目はすごいですね。これ、両方をちゃんと把握できてるんですから。

他にもスローシンクロとかハイスピードシンクロとか後幕シンクロとかいろんなテクニックがあるようです。ちゃんと勉強していつか記事にします。

失敗を減らす機材

以下の機材は失敗写真(ピンぼけ・手ぶれ・シャッターチャンスを逃す)を減らすための機材になります。

  • 上位モデルの高価なカメラボディ

って、これだけかーーい!ってツッコミが入りそうです。しかも冒頭で持ってるものしか書かないと宣言しておいてなんですが、私は持ってないっていう。

理由を簡単に説明しておきますね。

上位モデルの高価なカメラボディは何が違うのか

誤解を恐れずに書くと、上位モデルのボディと安価な下位モデルのボディで撮れる写真に違いなんてほとんどありません。(※1)

一番の違いは何かと言われれば、「シャッターチャンスに強いかどうか」と言えるでしょう。(※2)

参考:D3300とD5500とD7200を比較!あなたに最適なNikonのカメラはどれ!? | ログカメラ

上記リンクはNikonについて書かれていますが、Canonの場合も似たようなものです。ファインダーが覗きやすかったり、連写が効いたり、オートフォーカスがピピピッと来たり。

もちろん実際には細かいようで大きな違いがいくつも存在します。

例えば、モード変更のダイヤルが簡単に動かないようにするボタンが付いてたりとか、設定値をファインダー覗いたまま変えるダイヤル群が多かったりとか。

あとストロボ買って気付いたことですが、「EOS Kiss X7」は外部ストロボのマスター機能が付いてないので、別途トランスミッターが必要なこととか。

あ。撮れる写真に違いなんてないって言いましたが、発売時期が違ったりすると新しいカメラの方が暗い所できれいに撮れるようになってたりします。

(※1)さすがにAPS-C機とフルサイズ機では画角からして違います。ここではセンサーサイズは同じで尚且つ同メーカーの場合…ぐらいに考えてください。

(※2)勝手にsaizou氏(@saizou4)の言葉を借りています。いつもステキな写真をありがとうございます。

一眼レフ初心者が撮影機材を増やすオススメの順番

やっと本題ですね。無駄に長かったですね。ここまで読んでいただいてありがとうございます。

ここからはさらに独断と偏見です。一般的な意見とは異なる可能性があります。また、今後私の心境が変化する場合がございますので、ご了承ください。

1. 一番最初は各焦点距離のズームレンズ

一眼レフカメラの楽しさって、やっぱりレンズを交換できることだと思うんです。

私は初めて一眼レフカメラを買うという人にはよほど予算的な問題がない限り「ダブルズームキット」というセットをおすすめしています。

上の商品はCanon製ですが、エントリークラスの一眼レフの場合、他のメーカーでも同様に「広角~標準ズームレンズ」と「望遠ズームレンズ」の付いたセットが販売されています。

初めて一眼レフを触るなら「焦点距離が変わるとどんな写真が撮れるのか」という感覚を知ってほしいです。

とりあえずこの2本があれば、いろんな写真が撮れるようになります。このレンズでも撮れない写真…はもちろんあります。そこに気付いたときに、必要なレンズを揃えていきましょう。

2. 三脚はとにかくマルチに活躍

標準ズームレンズと望遠ズームレンズが揃ったダブルズームキットを購入した方は、次に三脚を買うことをおすすめします。

三脚は意外と幅広く使いどころがあります。長時間露光もそうですが、同じ構図で露出設定だけを変えて複数枚撮ることが出来るというのがおすすめのポイントです。

また、ピント合わせをマニュアルで行う場合にも重宝します。

とにかく風景写真にも人物写真にも花や小物の撮影にもマルチで活躍してくれるアイテムです。

問題点があるとすれば

  • 使用できない場所(使用が許可されていない施設など)がある
  • 割りと重い

ってぐらいでしょうか。

3. 単焦点レンズはやっぱり楽しい

なんだかんだ言って単焦点レンズは楽しいんですよ。ズームが出来なくて不便なんですが、だからこその楽しみ方もあるといいますか。

ただ、いきなりボディと単焦点レンズを買うのはおすすめしません。

ズームレンズで焦点距離が何mmだとどれぐらいの範囲が写るのかがわかるようになってからでないと恐らく後悔します。100%ではないですが結構な確率で。

4. 外部ストロボ

写真は光と影を切り取ったものです。光をコントロールすることで、影を引き立たせたり、消し去ったり。

使いこなせるようになったら順位はもっと上がるかもしれませんが、今まで使ってこなかったので…。

内蔵ストロボは雪が降ってるときにちょっと気がします。

今回のまとめ

私なりに順位付けをしてみましたが、人によって全く違う順番になると思います。あくまでも参考程度に考えてください。

また、撮りたいものによって必要な撮影機材は全然違います。

野鳥を撮ってる人

野鳥を撮っている人たちは1本100万円以上するバズーカのようなレンズ(超望遠レンズ)を使います。

高倍率の望遠レンズはめちゃ重い上、ちょっとの振動ですごくぶれるので、これまたお高い頑丈な三脚が必要になります。

それに加えて意味がわからない倍率の望遠鏡や照準器を搭載しています。

星を撮ってる人

ただ星空を撮るってだけなら、三脚とレリーズ(シャッターボタンを押さずにシャッターを切ってくれる装置)があれば大丈夫です。

が、しかし。

凝り始めるとここもお金がかかる機材がたっぷりと待ち受けています。

長時間撮影を続けることが多いので、頑丈な三脚。

最初は気にならなかったほんの少しの星の動き(10秒程度でもわずかに動いて点ではなく線になってしまう)が気になって、星を点で撮影するために赤道儀を準備したり。

何を撮るかによって必要機材は変わる

結局、これなんですよね。

私の場合は子どもが出来たことがキッカケでカメラを始めました。

参考:カメラ初心者の私が一眼レフカメラを買った本当の理由

生まれてくる赤ん坊をいかに可愛くキレイに撮ることが出来るか。生まれてきた子どもの可愛らしさを残すためにはどんな機材が必要か。

いろいろと試してはいますが、結局はそこに行きつきます。

撮影機材は安いものばかりではありません。中にはカメラ本体よりはるかに高い機材もゴロゴロ存在します。

自分にとって必要なのか、よく検討してから購入しましょう。後悔先に立たずですよ。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

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