赤ちゃんが生まれて毎日写真を撮っています。
まだ動きも少なく、寝ているか泣いているかお乳を吸っているシーンがほとんどですが、それでも撮った写真を見ながらニヤニヤしちゃいます。
そんなかわいい我が子をもっと見てもらいたいので、今回はRAW現像テクニックとしてご紹介します。
赤ちゃん撮影の基本
RAW現像のテクニックに入る前に大事なことがあります。
それは「手ブレをしないように撮ってあげる」ということ。
ホワイトバランスや露出はRAW現像である程度の補正は可能です。しかし、手ブレだけは補正できません。
手ブレを防ぐためのポイントを順番に説明していきます。
ワキを締める
室内というのは自分が思っている以上に暗いものです。特に病室や新生児室はやさしい光になるよう若干暗めに調節しているようです。(*)
撮影時、光が少ないとシャッタースピードが長くなり、どうしても手ブレが発生しやすくなります。手ブレを防ぐため、ワキをしっかりと締めて撮影に臨みましょう。
(*)あくまで私の感覚です。また、病院によっては異なる場合があります。
F値は出来るだけ小さく
F値を小さくするとシャッタースピードを稼げるので、手ブレを減らすことが可能です。
できるだけF値を最小にしちゃうことをおすすめします。
また、F値を小さくするとピントの合う範囲が狭くなり、ボケの大きなやさしい写真に仕上がるので赤ちゃん写真にはぴったりです。
参考:一眼レフカメラのキットレンズで背景がぼけた写真を撮る4つのポイントと1つのおまけ
ただ、場合によっては、背景だけでなく顔の輪郭などもボケやすくなるので、ボケの範囲を見ながら調整しましょう。
RAW現像するなら露出は暗めで大丈夫
おそらく露出オートで0(適正露出)に設定すると暗めに写ってしまいます。
「私のかわいい赤ちゃんはもっと明るく撮ってあげたい!」
その気持ち、すごくわかります。露出を上げることで赤ちゃんの肌は明るく写り、仕上がりもやわらかくなります。
ただ、先ほどから書いているとおり、暗い室内で露出を高くすると、手ブレが発生しやすくなります。
そこで、露出はRAW現像に任せ、若干暗めでも手ブレ防止を最優先に撮ってあげましょう。
やさしくやわらかく仕上げるRAW現像テクニック
それでは本題です。手順はものすごく簡単です。
- ホワイトバランス(色温度)を適正に変更する。
- 露出を高めにする。
- コントラストを下げる。
たった、これだけです。
RAW現像前の写真
リサイズはしていますが、撮って出しの状態です。結構暗めに見えますね。
順番に補正していきましょう。
ホワイトバランスを変更する
シーツの色が白なのにオレンジに写っていたので調整です。
ちゃんと撮影時に調整してから撮ればいいんですが、赤ちゃんの撮影はタイミングが命。WBの調整をしている間にシャッターチャンスを逃すと怖いので、私はいつもオートです。
数値はお好みで調整してください。値を下げれば青白く、上げればオレンジ色になっていきます。今回は3350→2800まで下げました。
露出を上げる
暗めに写ってしまった写真を思いっきり明るくします。
今回は1と1/3段上げました。数値で言うと+1.33です。シーツのしわなどが白とびしていますが、大事なのは赤ちゃんなのでまったく問題ありません。
コントラストを下げる
コントラストを下げることで、やわらかく仕上がります。
産まれたばかりの赤ちゃんは肌の色味も強いので、コントラストを下げるとやさしい印象でよりかわいくなりますね!
今回は思い切って-80まで下げました。数値はお好みで調整してみてください。
たった3箇所の設定を変えるだけで、やさしい写真に変わったのがわかってもらえたかと思います。
今回のまとめ
なんだかんだ書きましたが、一番大事なのは愛情です。これに勝るスパイスはありません。
きれいな写真を残してあげたい。
そう思って撮ってあげれば、きっといい写真が撮れるはず。あぁ、今日もかわいいなぁ。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。