初心者カメラ講座

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一眼レフカメラのキットレンズで背景がぼけた写真を撮る4つのポイントと1つのおまけ

ボケ、好きですか?背景ボケ撮ってますか?

私が一眼レフカメラを選んだ理由の一つはきれいに背景がぼけた写真が撮りたかったからです。背景がぼけて被写体がぐっと浮き彫りになった写真、かっこいいですよね。

最近よく聞かれるのが、一眼レフカメラを最初に買ったときに付いてるレンズ(キットレンズ)でも背景がぼけた写真って撮れるの?ってこと。

キットレンズでも背景ボケは作れます

ちょっとしたコツがあるので今回は背景ボケを作る4つのポイントを紹介します。

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背景がぼけた写真ってどんなの?

lecture_bokeh_kitlens_01

まずは、2つの写真を見比べてみてください。この写真はどちらもCanon EOS Kiss X7の標準キットレンズ(EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM)で撮った写真です。

左の写真の方が右の写真に比べて背景がぼけているのがわかると思います。

背景をぼかすことで被写体が浮かび上がります。主役を強調することで、自分が撮りたいのはこれ!ここを見て!と伝えることが出来ます。

また、全体の印象もふんわりとした優しい雰囲気の写真になります。キレッキレの写真も素晴らしいんですが、こういったふんわりとした写真が好きな方は多いのではないでしょうか。私は大好きです。

キットレンズで背景をぼかす4つのポイント

上で書いた通り、キットレンズでも背景はぼかすことができます。

今回はどこにでもある3本のレンズと卓上桜を被写体にして、ポイントを順番に説明します。

カメラはCanon EOS Kiss X7、レンズは標準キットレンズのEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMで撮影しています。ピントはすべて左のレンズに合わせています。

絞りを開ける(F値を小さくする)

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左は標準キットレンズで絞り開放(F5.6)で撮ったもの。右はF22まで絞って撮ったものです。

左の方が背景がぼけていますね。

絞りを開けることで背景はぼけやすくなります。標準のキットレンズではF値が広角側で3.5、望遠側だと5.6までですが、F2.8以下で撮れるレンズを使えばさらにぼけやすくなります。

望遠側で撮る

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左は広角側(焦点距離18mm)、右は望遠側(焦点距離55mm)で撮ったものです。被写体の大きさが同じぐらいになるようトリミングしています。

どちらもF値は5.6で撮りましたが、右の写真のほうが大きくボケています。

焦点距離は長い方が背景はぼけやすくなります。移動するスペースがあるのなら、被写体から少し離れて望遠側で撮ることで背景ボケを大きくすることが出来ます。

被写体と背景を離す

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それぞれの被写体の距離は約15cmずつ離しています。

真ん中のレンズに比べて右のレンズはボケが大きく、文字が読めないばかりか輪郭もはっきりしません。

被写体からの距離が遠い方がボケが大きくなります。ポートレート撮影時などで被写体が壁にぴったりくっついていると背景はなかなかぼけません。大好きな彼女を撮るときは壁から一歩前に出てもらうと背景がきれいにぼけ、素敵な写真が出来上がります。

カメラと被写体を近づける

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カメラから被写体の距離を2パターン用意しました。左は約0.8m、右は1.5mです。どちらも焦点距離は55mm、F値は5.6で撮影しています。

カメラと被写体が近い左の方はボケていますが、右の方はほとんどボケていません。24mmまで文字が読めますね。

おまけ:イメージセンサーのサイズによる違い

ここまで4つのポイントを説明しましたが、実はもう1つ背景ボケを作りやすくするポイントがあります。

それが「イメージセンサーを大きくする」ということ。

イメージセンサーは撮像素子とも呼ばれ、レンズから入ってきた光を受け取り写真に変換してくれる部品です。デジタルカメラはこれのおかげで写真を撮ることができます。

このイメージセンサー、いろいろなサイズがあります。詳しくは割愛しますが、デジタル一眼レフの場合、「APS-C」と「フルサイズ」という規格が多く使われています。

私が持っているEOS Kiss X7は「APS-C」です。多くのエントリークラスに使われている「APS-C」は「フルサイズ」に比べると少し小さめ。フルサイズ機を使用することで、ボケはさらに作りやすくなります。

逆にコンデジやスマホで背景ボケがきれいに撮れない理由もこれです。コンデジやスマホは本体を小型にする性質上、どうしても小さいイメージセンサーを使用することになります。そのため背景をぼかしにくいのです。

※コンデジでもAPS-C以上のイメージセンサーを搭載するカメラは存在します。いわゆる高級コンデジといわれるもので、お値段もお安くはありませんが…。

参考:かなりマニアックな背景ボケの仕組み。被写界深度を計算する。

今回のまとめ

今回紹介した4つのポイント、覚えられましたか?もう一度箇条書きでまとめておきます。

  • 絞りを開ける(F値を小さくする)
  • 望遠側で撮る
  • 被写体と背景を離す
  • カメラと被写体を近づける

一眼レフカメラを買ったけど全然背景がボケない!高いカメラ・レンズじゃないとダメなんだ…とお悩みの方は、ぜひこのポイントを守って撮ってみてください。エントリークラスのカメラとレンズでも十分きれいな背景ボケは作れますよ。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

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