あめたまびより

初心者フォトグラファーの一眼レフカメラ奮闘記

2015

May

10

悲しい恋の歌の舞台、越前の里・味真野苑で初夏の花々を撮影。

diary_ajimanoen

立夏を迎え、暦の上では夏になりました。野山は新緑に染まり、昆虫や動物たちも活発に動き始め、カメラを構える私もうきうきと楽しくなってしまいます。

私の母も花の写真を撮るのが好きなので、いつか一緒に撮影に行きたいと思っていましたが、GW中の帰省時に行くことができました。

初夏ならではの写真が撮りたい!ということで、候補に挙がった被写体は「菖蒲」と「睡蓮」。福井でこれらが咲いているところ…味真野苑に行ってきました。

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味真野苑に咲く初夏の花

杜若(かきつばた)

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蝶が飛んでいたので、必死でフレームインのタイミングを待ちました。完璧なタイミングでシャッター。この日のベストショットだと思います。

菖蒲園と書かれていたので「しょうぶ」だと思っていましたが、どうやら写真は「杜若(かきつばた)」のようです。

あやめ・しょうぶ・かきつばた。これらはすべてアヤメ科アヤメ属。さらにあやめとしょうぶはどちらも漢字は菖蒲と書きます。うーん、紛らわしい。

見分けるポイントは花びらの根元の模様。写真のように白い筋が入っているのが杜若(かきつばた)。菖蒲(しょうぶ)は黄色い筋、菖蒲(あやめ)は網目の模様です。

※菖蒲湯は葉菖蒲(はしょうぶ)が使われます。葉菖蒲は葉っぱが菖蒲に似ているという理由で菖蒲が名前に入っていますが、サトイモ科でまったく別の植物です。

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杜若(かきつばた)の葉に止まるトンボ。マクロで寄りたかったんですが、さすがに昆虫を撮るには望遠マクロが必要ですね。60mmでは近付くと逃げられてしまいました。

睡蓮(すいれん)

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自分で言うのもなんですけど、めっちゃきれいに撮れました。

少し時期が早かったのか、つぼみが多く、きれいに咲いている花があまりありません。その中で見つけたこの花は、池の上を通る足場の下に咲いていたもの。対岸からかなり低い姿勢で撮りました。

これも帰って調べてたら知ったことなんですが、睡蓮と蓮は別の植物なんですね。蓮の花=睡蓮だと思ってました。葉っぱに切れ込みがあり、水面近くで咲くのが睡蓮。葉っぱに切れ込みがなく、水面よりだいぶ上で咲くのが蓮だそうです。

コデマリ

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コデマリは小さな花がいくつも付いたかわいい花です。生け花でよく使われる初夏の花だとか。

よく似ているのがオオデマリ。大きいのがオオデマリで小さいのがコデマリだと思ってましたが、違いは大きさだけではないようです。ここでは一つだけ違いを紹介しておきます。

オオデマリとコデマリは種類が別物でした。オオデマリはスイカズラ科、コデマリはバラ科です。そう言われて写真を確認したら確かに葉っぱが全然違いました。写真で確認するまでは大きさで判断していただけに驚きです。

ボタン

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写真はボタンのつぼみに集まったアリ。マクロはピント合わせが難しい…。もうちょっとアリの頭にしっかりピントを置きたかったんですが、これが限界でした。

味真野苑のボタン園は約3,000平方メートルの敷地に300株強が植えられています。例年4月25日ごろから咲き始め、5月5日ごろに満開となります。GW期間中ずっと楽しめる花の一つです。

咲き誇る大輪の花を撮ったつもりでしたが、一番印象に残った写真がつぼみっていう。昆虫いるとテンションあがりますよね!しょうがない。

越前の里・味真野苑

継体天皇ゆかりの地

福井県越前市(旧武生市)にある味真野苑は継体天皇ゆかりの地として有名です。

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花がたみ像の後ろの木は桜。春先はピンクの花に包まれた継体天皇像を見ることができます。今回は時期が遅かったので葉桜になっていました。

悲しい恋の歌

味真野苑は万葉集と関わりが深いことでも有名です。中でも「中臣宅守(なかとみのやかもり)」と「狹野茅上娘子(さののちがみのおとめ)」の相聞歌(※)は万葉集に63首載っています。

※相聞歌:今でいうラブレターみたいなもの。

この二人のエピソードを私の解釈で紹介します。

狹野茅上娘子は聖武天皇に仕える女官でした。天皇に仕える女性は恋しちゃいけないって言われてたんですって。そんなこと言っても燃え上がる炎は誰にも止められない!!ってことで中臣宅守とラブラブしちゃいます。

イチャラブして結婚しちゃったもんだから、天皇も激おこです。

天皇:おい、やかもり。お前地方飛ばすから。越前行って来い。おとめ、お前はここで待機。

こうして二人は引き離されてしまうのです。

それでも二人の愛情は消えません。互いに「愛してるよー」だとか「これは神様が俺らに与えた試練じゃんね!」だとかのぼせ上がってます。リア充乙です。

あれ?切なくない?いや、二人の歌を詠むとなんともいえないモヤモヤした気持ちになれます。若干鳥肌立ちます。いい意味でも悪い意味でも。

味真野苑にはそんな二人の歌が歌碑として15個残されています。ぜひこの地を訪れてモヤモヤしちゃってください。

味真野苑のアクセス情報

味真野苑は武生インターから車で10分前後。武生駅からだと20分程度です。

駐車場は近隣に無料の駐車スペースが大量にあります。一番近い駐車場は20台ぐらい、遠い駐車場は100台ぐらい停めれます。GW中でもガラガラだったので安心してください。

今回のまとめ

毎回撮った写真をブログに載せる際に、この植物は何ていう名前なんだろう?って調べるんですが、今回はややこしかったです。おかげで少しずつ花の知識は増えてきていますけど。

そうそう、藤棚見たかったんです。藤の花が咲いてはいたんですけど、枯れ始めていて色が悪く、母も残念そうでした。もう少し早い時期に来れていればなぁと。

それでも母と妻と三人での散策は初めてで楽しかったです。次はお盆あたりに行きたいなぁ。

それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。

悲しい恋の歌の舞台、越前の里・味真野苑で初夏の花々を撮影。

あめたま / ametama_l2l

福井出身の昭和男子。ブロガー。一眼レフカメラ初心者。出来るだけわかりやすくがモットー。これから写真・カメラを始めたいという方に向けて情報発信中。

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