運動会。子どもたちはもちろん、パパさんママさんにとってもこの日は戦いです。学校はまさに戦場。
運動会の撮影がこんなに大変だとは思いませんでした。
今回は私の子どもではなく、妻のお姉さんの子ども、姪っ子です。自分の子どものときの練習になればと思い、撮影を安請け合いしたら期待値が高かったらしくハードルが跳ね上がりました。
そんなプレッシャーの中、やらかしてしまいました。それも、小学校最後の運動会、一番楽しみにしていたリレーでピントが抜けてしまうという絶対やっちゃいけない大失敗。
そんな失敗も踏まえて反省点をまとめましたので、これから撮影に臨むパパさんやママさんは同じ失敗をしないようがんばってくださいね!
もくじ
事前の情報確認が大切
プログラムを見て、自分の子ども(今回は姪っ子)が出る種目の確認ぐらいはみんなやっていると思います。
でもね、それだけじゃ全然足りません。プログラムを見たら子どもに確認しておきたいことを箇条書きでまとめます。
- 出場種目はどれなのか
- (徒競走)何番目に走るのか
- (徒競走)何レーン目を走るのか
- (徒競走)トラックのどのあたりを走るのか
- (フィールド競技)何番目に並んでいるのか
- (フィールド競技)フィールドのどのあたりをどう使うのか
- (開会式・閉会式)前から〇番目、左から〇列目
- (撮影)撮影してもよい場所はどこか
要は、どのタイミングでどこにいるのかっていうことをしっかり把握する必要があるということです。
トラック競技
100m走であれば出走順は何番目で何レーン目なのか、リレーであればどのあたりを何番目に走るのかといったことですね。
これがわかっていると場所取りの楽さが全然違います。
100mは直線コースなので、ゴール前でスタート直前の表情からゴールする瞬間までを撮ることができます。
ただし他のパパさんママさんもみんな気合いが入っています。撮影の場所取りは戦いです。子どもの順番が来て慌てることがないよう事前にどのレーンを走るのかというところまでしっかり確認しておきましょう。
フィールド競技
フィールド競技は全員が一斉に何かを行うという種目が多いです。
えっとね、人多すぎ。
まず子どもがどこにいるのか探すだけで大変です。大まかな場所(前の方、左の方など)でいいので知っているか知らないかではスタートが全く変わってきます。
また、ほとんどのシーンで望遠レンズが必要になります。望遠レンズを覗きながら人を探すってかなり大変です。場所の確認は本当に大事です。
運動会の撮影には望遠ズームレンズが必須
運動会でパパさんママさんが子どもの写真を撮るのに必須なのが望遠レンズです。
というのも、保護者はトラックの中には入れません。え?入れませんよね?入れないと思います。私が行った小学校は入れませんでした。
一部、プレスというか専門のカメラマンさんとPTAの広報担当は入れるようですが、一般の人はけっこう遠めに写真を撮ることになります。そこで望遠レンズの出番というわけです。
運動会にフルサイズ一眼レフカメラってどうなの?
今回、義父がフルサイズ一眼レフカメラで参戦したんですが、ぶっちゃけた話、運動会にはあんまり向いてないんじゃないかな?と感じました。
理由は2つあります。
- 単純に重い。
- 同じ画角で撮るならAPS-C機の方が焦点距離を短くできる。
1個目はわかってもらえると思います。フルサイズ一眼レフって単純に重いんですよ。本体もレンズも。運動会は暑い中、一日中外にいます。体力が奪われるので、少しでも軽いカメラがおすすめ。ぶっちゃけ一眼レフよりもミラーレスとかコンデジの方が楽かもしれません。
※ピント合わせはちょっと大変かもしれません。
2個目は、例えばフルサイズで300mmのレンズを使ったときに写る範囲ってAPS-Cなら200mmのレンズでいいんです。1個目と重複しますが、フルサイズで300mmのレンズってかなり重いです。一日持ち続けるとかなり腕がやられます。
※とはいえフルサイズで撮って後でトリミングすればやってることは同じです。
運動会のために一眼レフを買おうと思っているなら、フルサイズ機は避けた方が無難だと思いますよ。
ちなみに望遠レンズは必ずズームレンズを使ってください。単焦点レンズだといろんなシーンを撮影することができません。
例えば100m走なら、単焦点レンズではスタートだけとか、ゴールだけは撮れてもスタートからゴールまでは撮れません。必ず望遠ズームレンズを持っていきましょう。
失敗しにくい撮影方法
今回、運動会で撮影をしてみて、こうしたら失敗が少ないんじゃないかな?っていうコツのようなものを並べていきます。
凝った構図にしない
これなんて真正面からど真ん中に子どもを置いただけのどうってことない構図ですが、これが一番失敗しません。下手に凝るとピントが抜けます。
あと、流し撮りとかやってみたい気持ちはわかりますが、まず失敗します。よほど自信がない限り挑戦は無謀です。
連写機能に頼りすぎない
最新のカメラでバッファが死ぬほどあるならいいんですが、私の持っている「Canon EOS Kiss X7」ぐらいですと、そもそも連写が遅いです。1秒間に4枚が限界です。
限界を超えるとどうなるかご存知ですか?
数秒の間、一切撮れなくなります。
私の設定だとバッファも4枚なので、パシャパシャパシャパシャ……しーん。
あれ?!近づいてくるのにシャッター切れない!!!
こうなります。連写機能に頼る場合は前の走者のときにどれぐらいまでバッファがあるか試して確認しておきましょう。
開会式や閉会式は実は狙い目
開会式や閉会式って正直つまんないですよね。子どもはもちろんですが、親もそう思っているようです。
というのも、撮影している親御さんがほとんどいないんですよ。なので好きなポジションを探して撮影しやすいです。
また、望遠で狙うことになるので子どもの表情も自然なものになります。
あとは昼食の時間帯も貴重な撮影タイムです。ごはんを食べる姿、友達と話をする姿。競技以外のシーンも撮って残していきましょう。
私がやらかした失敗
ピントすっぽ抜けました。ほんと、ごめんね。
今回のまとめ
運動会の撮影は本当に大変でした。安請け合いは良くないですよ。
- 事前に情報を確認しておく
- レンズは望遠ズームレンズを用意
- 構図やテクニックにこだわりすぎない
- 水分補給は豆に
今年の運動会はこれでおしまい。来年以降も呼ばれたら失敗しないようにがんばってきます。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。