一眼レフカメラを買う!そう決めてカメラを探しに行くと、売り場には各メーカーごとにいくつものカメラが並んでいます。
迷います。めっちゃ迷います。だって、どこのメーカーがいいかわかんないんですもの。
今回は私の独断と偏見に満ちたおすすめメーカーをご紹介します。私はキヤノンユーザーなのでちょっと偏った見方をしているかもしれません。上の画像もキヤノンですしね。
メーカーを決める理由
一眼レフカメラはレンズを交換できるのが何よりの魅力です。高いレンズで撮れば必ずしもいい写真になるわけではないですが、そのレンズにしか撮れない世界というのは確実に存在します。
カメラ初心者が知っておくべきポイントは、異なるメーカーのレンズは使えないということ。
例えばキヤノンのカメラにニコンのレンズは付けることができませんし、ニコンのカメラにキヤノンのレンズを付けることはできません。カメラもレンズも安い買い物ではありません。最初に選んだメーカーとは長いお付き合いになると思って、慎重に選びましょう。
ちょっと補足。レンズマウントを知ろう。
異なるメーカーのレンズは使えないよって書きましたが、ちょっとだけ補足説明を入れておきます。
カメラに付けられるレンズには決まりがあります。レンズを取り付ける土台をレンズマウントと呼ぶんですが、この形が同じであれば取り付けは可能です。逆に言うと同じメーカーでもレンズマウントが異なると取り付けることができません。
例えば、キヤノンのAPS-C機の場合は「キヤノンEF-Sマウント」「キヤノンEFマウント」の2種類が取り付け可能ですが、「キヤノンEF-Mマウント」のレンズは取り付けることが出来ません。
メーカー選びのポイントはどこ?
初心者が初めての一眼レフカメラを選ぶなら間違いないと言われる2大メーカーがキヤノンとニコンです。その理由を説明します。
圧倒的なシェア率
私が一番大事だと思うことはシェア率の高さです。キヤノンとニコンの2社で国内シェアの半分以上を占めています(某家電量販店でメーカーさんからちょっと聞いた話では8割以上とも…)。シェア率が高いということは、周りで持っているユーザーが多いということ。
一眼レフカメラというのは、メーカーごとに操作方法や設定項目の呼び名が異なる場合があります。そんなときに身近に同じメーカーのカメラを持った人がいるというのは非常に心強いです。
身近に同じメーカーのカメラを持った人がいる利点はもう一つあります。それはレンズを共有できるということ。
このレンズを使ったらどんな写真が撮れるんだろう?スペック表やサンプル画像とにらめっこするのもいいですが、実際に使ってみるまで本当の実力はわかりません。同じメーカーのカメラを持つ強みはここにあります。
身近に一眼レフカメラを持った人がいない場合も、シェア率が高いメーカーであれば、インターネットで情報を得やすいという利点もありますね。
豊富な交換レンズ
冒頭にも書きましたが、一眼レフカメラの最も大きな魅力はレンズを交換できるということ。
でも、交換できるレンズというのは限られています。どんなに素晴らしいレンズでもマウントが異なれば取り付けることはできません。
キヤノンとニコンは純正レンズだけでも、かなりの種類が販売されています。それに加えてサードパーティー(※)製のレンズも豊富です。レンズが多すぎて選ぶのに困るぐらいです。
※サードパーティーとは純正以外のメーカーのことです。シグマやタムロン、トキナーなどが有名です。それぞれの会社がキヤノン用やニコン用のレンズを販売しています。
キヤノン vs ニコン
それでは、この2大メーカーのそれぞれの特徴をご紹介します。自分に合ったメーカーを探す参考にしてもらえれば幸いです。
キヤノンは白に、ニコンは黒に強い
一般的にキヤノンは白に強く、ニコンは黒に強いと言われます。
中でもキヤノンは肌の質感表現に優れ、白い肌のきめ細やかな描写はキヤノンのウリの一つです。CMでもキヤノンは子どもを多用します。特にエントリークラスの機種は赤ちゃんや子どもを撮るパパやママのCMが多いですね。
逆にニコンは黒に強く、人物の写真を撮った場合の髪の毛の描写力は高く評価されています。また、夜景を撮るならニコン!という人も少なくありません。
って言いますけど、ぶっちゃけどっちもどっちです。素人に違いはわかりません。
AF(オートフォーカス)性能の違い
キヤノンはAFが早く、動く被写体に強いと言われます。それに対して、ニコンのAFは遅いという話は有名。その証拠に、スポーツ関係のカメラマンは圧倒的にキヤノンが多いです。
ではキヤノンの方がいいのかというと、どうもそうではないようでして…。
キヤノンはAFが早い代わりにピントが甘いとも言われます。これは両社のAFに対する考え方の違いです。
キヤノンは「ピントにこだわってシャッターチャンスを逃してどうする!」と考え、ニコンは「ピントが合ってないのに何がAFだ!」と考えているようです。
子どもの運動会や、遊んでいる姿など、動きのある被写体を撮ることが多いならキヤノン、風景などの動きが少ない被写体をキレッキレのピントで撮るならニコンというところでしょうか。
と、書きましたが、売り場で実際に触ってみても多分それほど違いは感じられないと思います。何よりレンズによってAFの速度なんてぜんっぜん違うし。キヤノンでもEF50mm F1.8 IIなんてめっちゃ遅いですよ。
私はキヤノン派
ここまで読んで、結局どっちがいいんだよ!とお怒りの方、もう少しだけお時間をください。
私はキヤノン派です。その理由を説明します。
コストパフォーマンス抜群のレンズ「EF50mm F1.8 II」
まず、これ。キヤノンが誇る最高のコストパフォーマンスを誇るレンズです。
実売価格が9,000円を切っている(*)にも関わらず、描写力はめちゃくちゃ高いです。これと同程度の性能のレンズをニコンで買おうと思うと、2倍ぐらいの値段がします。
これだけでもキヤノンを選ぶ必要十分な理由になると言っても過言ではないでしょう。
参考:「EF50mm F1.8 II」レビュー。Canonの撒き餌レンズはコストパフォーマンス抜群!
(*)新モデルの登場により生産が終了し価格が上昇しました。新モデルとの価格差もなくなったので、現在は新モデルの購入をおすすめしています。
世界最小最軽量の一眼レフカメラ「EOS Kiss X7」
一眼レフカメラって結構重いです。構えて写真を数枚撮ってみるとわかります。筋力のない私は腕がプルプルしてしまいます。
そんな私が愛用しているCanon EOS Kiss X7。APS-C機の一眼レフカメラにおいて世界最小最軽量!本体重量は370gしかありません!
先ほどのEF50mm F1.8 IIと組み合わせると本体・レンズを合わせても500g以下!ペットボトルのお茶より軽いんです。一眼レフカメラは重いからなぁ…。そう思ってる女性にピッタリのカメラです。
今回のまとめ
いろいろと書きましたが、おすすめの選び方は身近にいるカメラ好きと同じメーカーを持つということです。
こんだけ引っ張って結局それかよ!そう思われても仕方ないんですが、これ多分真理です。
身近にカメラやってる人がいない。特にメーカーにこだわりがない。そんな方はぜひ私と同じキヤノンで始めましょう!ホント、いいメーカーですよ。
それではステキなカメラライフを!あめたま(@ametama_l2l)でした。